夢の書―わが教育(W. バロウズ)

自分が盗みの才能を持っていると思う若い泥棒のように、若い作家は自分に書く才能があると思っている。わたしの言ってることくらいわかるだろう、なんとなく筆がのってきて、書き留めるよりはやくアイデアが浮かんで、これしかないと悟り、ごまかせないとわかる。作家はそこに絶対に行ったことがなくてはならないし、そこから戻ってこなくてはならない。そして捕まってしまうのだ、冷たく重い、冬の夜の警官の特殊警棒のように。スランプ。ああそう、あの老いぼれが忠告しようとしてくれたっけ。「書きすぎだよ、ビル・・・・・・」。でも聞く耳持たなかった。
(P.168)

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中